夏 空 に 残 滓
01
「うん。私もでーじしかんだよ」
02
眩しい金色が私の前を流れていく。
03
重たくなっていた気持ちが、ほんの少しだけ浮上する。
04
ちっとも休めていないのは気のせいでも何でもないだろう。
05
「暇そうにしてるさァ。だったら部活行った方がいい」